- 「最近嬉しかったこと」を聞かれたら？
- 「最近嬉しかったこと」の例文を見たい…
面接でよく聞かれる質問の一つに「最近嬉しかったこと」があります。この記事を最後まで読めば、この質問に効果的に回答する方法が分かります。
「最近嬉しかったこと」という質問は、一見簡単に思えます。しかし、実は面接官には明らかな質問の意図が隠れています。
「最近嬉しかったことは？」という質問には、自己分析で診断した強みを軸に回答することで、面接官に採用に繋がる好印象を与えることができます。
就転面接の鬼この記事では、「最近嬉しかったこと」に対する面接の回答例文と、自己分析の方法を、【就活】と【転職】に分けて解説します。
「最近嬉しかったこと」面接官の質問意図
就活・転職面接で「最近嬉しかったこと」について面接官が質問する意図を解説します。
- あなたの強み（人柄）を知りたい。
- あなたの価値観を知りたい。
- 企業とのマッチ度を知りたい。
あなたの強み（人柄）を知りたい。
面接官は「最近嬉しかったこと」を聞くことで、あなたの強み（人柄）を確認しようとしています。嬉しいと感じることには、あなたの強みが反映されるからです。
たとえば、他者を助けることに喜びを感じる場合、協調性が高いと言えます。一方、新しいスキルの習得に喜びを感じる場合、向上心や意欲が強いと言えるでしょう。
就転面接の鬼このように、あなたが何に喜びを感じるかを通して、面接官はあなたの強み（人柄）を明らかにしようとしています。
あなたの価値観を知りたい。
あなたの価値観を知りたい。面接官は、「最近嬉しかったこと」を聞くことで、あなたの価値観を知りたいと考えています。
例えば、個人の成長やチームの成功に喜びを感じる人は、成長志向やチームワークを重視する価値観だと言えます。
就転面接の鬼面接官は、あなたの価値観を知った上で、企業が目標としている価値観でも同じように喜びを感じるのか確かめています。
企業とのマッチ度を知りたい。
最後に面接官は「最近嬉しかったこと」を聞くことで、あなたがその企業の文化や価値観にマッチするかどうかを確認しています。
例えば、チームワークを重視する企業であれば、協力して目標を達成することに喜びを感じる人がマッチしていると判断します。
就転面接の鬼企業には独自の文化や価値観があり、社員が企業と同じ価値観をもって仕事をすることが業績に影響すると考えるからです。
・「最近嬉しかったこと」の質問意図⇒あなたの強み（人柄）、価値観、企業とのマッチ度の確認。
「最近嬉しかったこと」に対するNG回答例
就活・転職面接における「最近嬉しかったこと」の質問に対するNG回答例を解説します。
- あなたの強み（人柄）が分からない回答
- あなたの価値観が分からない回答
- 企業とマッチしない回答
あなたの強み（人柄）が分からない回答
- 「最近、応援しているプロ野球チームがリーグ優勝を果たしたことです」
個人的な趣味や関心事を話すこと自体は問題ありません。しかし、面接官が求めているのは仕事でも生かせるあなたの強みや人柄に関することです。
就転面接の鬼面接では協調性、課題解決など、あなたの強みが表れた具体的なエピソードを加えて話す必要があります。
あなたの価値観が分からない回答
- 「最近、御社の株価が上がったことです。」
面接官にアピールしたい思いが強いからと言って、企業側に配慮するあまりあなたの価値観が疑われてしまうような回答は好ましくありません。
就転面接の鬼面接では、あなたの仕事観、倫理観、チームや組織に対する考え方など、職業的な価値観を中心に答えましょう。
企業とマッチしない回答
- 「同期との競争でトップの成績を収めたことです」
競争心や、独立心が強いことをアピールすることは問題ありません。しかし、協調性を重視するような企業では、このような回答はマッチしないでしょう。
就転面接の鬼面接では、前もって企業研究を行った上で、応募企業の理念や文化に合うような回答を心がけてください。
・「最近嬉しかったこと」のNG回答⇒あなたの強み（人柄）、価値観が分からない、企業とマッチしない回答。
「最近嬉しかったこと」は強みを軸に答える
就活・転職面接で「最近嬉しかったこと」は、自分の強みを軸に答えると、面接官が納得する回答になります。
自分の「強み」や適性が根拠なら、面接官に一貫した志望のイメージを与えられます。また、適性を評価される方が、結局は長く働ける会社に出会えます。
就転面接の鬼「強み」が大切な理由を、アンケート調査の結果を踏まえて解説します。
自分の「強み」が分からない応募者は採用されない
一般企業の採用担当者106名を対象としたアンケート調査では、9割以上の面接官が「自分の強みが分からない応募者は採用しない」と回答しました。
就転面接の鬼採用試験では、自分の「強み」を知ることが絶対に欠かせません。企業は、「強み」を理解していない応募者に魅力を感じないからです。
面接官は応募者が「自己分析」をしているか分かる
また、９割以上の面接官が質疑応答中に「応募者が自己分析を行っているかどうか分かる」とも回答しました。
就転面接の鬼面接官は応募者が自己分析をしているかどうか、簡単に見抜けるということです。
確実に自己分析ができる２つの方法｜強みが分かる
自己分析で自分の「強み」を知るだけで、面接時のあらゆる質問に対応する強い軸をつくることができます。結果として、説得力ある回答ができ、採用率が向上していきます。
自己分析で軸となる強みを確実に見つけるためには、『自己分析ツール』または『就職アドバイザー』の２つの方法があります。
就転面接の鬼ここでは【就活】と【転職】に分けて自己分析の方法を紹介します。まずは自分に合う方を選び、軸となる自分だけの強みを見つけて下さい。
【就活用】
方法①｜自己分析ツール
就活サイトの無料自己分析ツールで「強み」を診断する方法です。まずは、自分で「自己分析」をして面接対策だけしたい方は以下をご覧ください↓
方法②｜就活アドバイザー
自己分析を就活アドバイザーに依頼して強みを見極める方法です。就活アドバイザーに内定に繋がる自己分析を受けたい場合、以下をご覧ください↓
※Yahoo!ニュースでも「就職エージェントを使った自己分析の壁打ち相手」として注目されています。
【転職用】
方法①｜自己分析ツール
転職サイトの無料自己分析ツールで「強み」を診断する方法です↓ひとまず「自己分析」を済ませ面接対策だけをしたい方は、以下をご覧ください↓
方法②｜転職アドバイザー
転職サイトの転職アドバイザーに自己分析をしてもらう方法です↓転職アドバイザーに採用に繋がる自己分析を受けたい場合、以下をご覧ください↓
※転職アドバイザーに「他己分析」までしてもらえるのが大きなメリットです。
就転面接の鬼以上の方法で自分の「強み」を知るだけで、面接で「強み」を軸に回答する力が簡単に身に付きます。
「最近嬉しかったこと」の面接回答例文６選
自己分析で分かった強みをもとに、「最近嬉しかったこと」の面接の回答例文を【就活】【転職】の両方に分けて6つ紹介します。
就転面接の鬼面接で「最近嬉しかったこと」に回答する際のポイントは以下の通りです。
- 「最近嬉しかったこと」を結論から述べる。
- 「強み」をもとに嬉しかった理由を述べる。
- 「強み」を企業で活かしたいことを述べる。
【就活】「最近嬉しかったこと」の面接回答例文３選
自己分析で分かった強み：チームワーク
最近嬉しかったことは、私が参加しているボランティアサークルでの地域清掃活動の成功です。私は自身のチームワークを活かし、備品の準備や告知など、サークルの学生たちに役割を分担しました。また、定期的なミーティングを行い、より良い活動になるようにアイデアを集めました。この結果、サークルの学生全員が一丸となって活動に取り組むことで、地域清掃活動は成功し、地域住民からも大変感謝されました。御社に入社した際も、このチームワークを活かして、会社の一員として目標達成に貢献したいと考えています。
自己分析で分かった強み：計画力
最近嬉しかったことは、卒業論文が教授から高い評価を受けたことです。論文のテーマは「都市部における若年層の社会的孤立」でした。研究開始から論文の完成まで、私は計画力を生かして取り組みました。関連文献の選定からアンケート調査まで、細かい目標を設定し、効率的に行動できたことが、質の高い論文を仕上げることができた理由です。完成した論文は、論文を書く過程も含めて担当教授に高く評価されました。御社でも、計画力を活かして、事業の管理や進行を進め、成果を出していきたいと考えています。
自己分析で分かった強み：共感力
最近嬉しかったことは、アルバイト先のファーストフード店で、お客様から感謝されたことです。デリバリー担当として、ある建設現場に商品を配達した際、外で汗を流すお客様に共感し、お手拭きを普段より多めに入れました。後日、現場のお客様から感謝の電話をいただきました。私にとっては小さなことでしたが、細かい心遣いがお客様に喜ばれたのだと実感しました。入社後もお客様の立場に立ち、ニーズを探り、お客様がお求めになる商品以上の価値をご提供することで、顧客満足度の向上に貢献したいと思います。
【転職】「最近嬉しかったこと」の面接回答例文３選
自己分析で分かった強み：チームワーク
最近嬉しかったことは、現職の生命保険会社での成約率の向上です。私たちの営業部門は、月間目標に対して成約率が低かったため、私はチームワークを活かし、営業担当者を集めてミーティングを実施しました。担当者一人ひとりの意見を聞きながら、新規・既存顧客について担当者ごとの得意分野を活かし役割分担を行いました。この結果、先月の成約率が目標に対して10%上回る成果を出すことができました。御社においても、メンバーの能力を最大限に引き出すチームワークを発揮したいと考えています。
自己分析で分かった強み：計画力
最近嬉しかったことは、現職の自動車ディーラーでの営業事務における販促キャンペーンの成功です。年末販促キャンペーンを前にして、私は既存顧客のデータ整理を担当しました。計画力を生かし、過去の購入履歴や顧客の興味、予算を分類し、各顧客に最適な車両を選び店長に提案しました。キャンペーンは無事成功し、前年比で15%の売上増を達成しました。御社でも、綿密な計画を立て、より効率的で成果の高い業務運営を目指したいと考えています。
自己分析で分かった強み：社交性
最近嬉しく思ったことは、現職で接客を担当したお客様が、ネット上の口コミサイトで私の接客を評価するコメントを書いてくれたことです。仕事では、社交性を活かし、気さくな対話を心がけています。あるお客様の接客で、ご結婚が近いという話題になり、私は結婚式のテーマにも合う洋服をご提案しました。小さな気遣いでしたが、お客様は大変喜ばれ、口コミサイトに評価を書いて下さいました。御社においても、社交性を活かし、お客様と良好な関係を築くことで売上に貢献したいと思います。
まとめ
以上、「最近嬉しかったこと」に対する面接の回答例文と、自己分析の方法を、【就活】と【転職】に分けて解説しました。
・「最近嬉しかったこと」に関する面接官の質問意図は、あなたの強み（人柄）、価値観、企業とのマッチ度を確認しするため。
「最近嬉しかったこと」に対するNG回答は、あなたの強み（人柄）、価値観が分からない、企業とマッチしないような回答。
・「最近嬉しかったこと」は自己分析を行い、自分の強みを軸に答えることで企業の面接官に好印象を与えることができる。
・「最近嬉しかったこと」は、嬉しかったことの結論、強みをもとに嬉しかった理由、強みを企業で活かしたいこと、の順番に述べる。