- 就活・転職面接で「継続していること」を聞かれたら?
- 「継続していること」なんてない…
就活や転職面接でよく聞かれる「継続していること」は?という質問。継続していることなんてない…と悩む人も多いしょう。しかし、心配は無用です。
私も就活・転職時に「継続していること」など思いつきませんでした。しかし、大切なことは継続している内容ではなく自分の強みをどう活かしているか、です。
就活・転職面接で「継続していること」を聞かれたら、自己分析で診断した自分の強みを軸に回答するだけで、面接官に好印象を残せます。
この記事では、就活・転職面接における「継続していること」の回答例文と自己分析の方法を紹介します。
「継続していること」面接官の質問意図
就活・転職面接で「継続していること」を面接官が尋ねる質問意図は以下の通りです。
- 強み・適性の確認
- ストレス耐性の確認
- 成長意欲と定着性の確認
強み・適性の確認
面接官は、「継続していること」を聞いて、あなたの強み・適性を確認しています。
継続していることには、そのままあなたの強み・適性が反映されるからです。例えば、チーム型のスポーツを続けている場合、チームワークを強みとして示せます。
「継続していること」は、あなたの強みが会社組織でどんな役割に適しているか判断する意味でも、面接官にとって重要な質問です。
ストレス耐性の確認
面接官は、「継続していること」を聞いて、あなたのストレス耐性を確認しています。
何かを継続していることは、その途中で困難や挫折に遭っても乗り越えてきた証だからです。入社後の困難やストレス環境でも継続して取り組む力があるか測っているわけです。
企業は、ストレスのある状況でも諦めず、目標達成に向けて努力できる人材を求めています。
成長意欲と定着性の確認
面接官は、「継続していること」を聞くことで、あなたの成長意欲と定着性を確認しています。
何かを継続することは、成長し続けたいという意欲の現れです。また、意欲を持って継続して取り組める人は、入社しても、すぐに辞めないという期待が持てます。
企業の採用担当者にとって「離職率を低くする」ことも、採用において大切な目標のひとつだからです。
・「継続していること」の質問意図⇒強み・適性、ストレス耐性、成長意欲と定着性を確認するため。
「継続していること」に対するNG回答例
就活・転職面接での「継続していること」に対するNG回答例を解説します。
- 強み・適性が分かりにくい回答
- ストレス耐性がないと思われる回答
- 成長意欲や定着性がないと思われる回答
強み・適性が分かりにくい回答
「継続していること」を聞かれた際に、強み・適性が分かりにくい回答はNGです。
- 「私は毎日ランニングをしています。」
ランニングは、自己管理や健康意識を示す良い習慣です。しかし、単にランニングを継続していることからは、あなたの強みや適性が分かりません。
例えば、ランニング習慣で培った時間管理、目標設定などのスキルに絡めて、強みや適性に繋がることを示す必要があります。
ストレス耐性が無いと思われる回答
「継続していること」を聞かれた際に、ストレス耐性がないと思われる回答はNGです。
- 「暇があれば旅行に行ってリフレッシュしています。」
暇を利用してリフレッシュするのは良いですが、それだけでは日常的なストレスへの対処法が伝わりません。
面接官は、あなたが日々の業務で直面するであろう困難やストレスをどう乗り越えていくかを知りたいのです。
成長意欲や定着性が無いと思われる回答
「継続していること」を聞かれた際に、成長意欲や定着性がないと思われる回答はNGです。
- 「趣味の写真を10年以上続けています。」
趣味を長い間継続すること自体は問題ありません。しかし、趣味での学びや成長、継続している理由を示さないとあまり意味がありません。
単なる継続でなく、趣味から何を学んだか?継続力をどう仕事に役立てるか?まで強調すれば、成長意欲と定着性をアピールできます。
・「継続していること」のNG回答⇒強み・適性が分かりにくい、ストレス耐性がないと思われる、成長意欲や定着性がないと思われる。
「継続していること」がないのは当たり前
就活・転職面接で「継続していること」を聞かれ、あっさりと答えられる人は少ないのではないでしょうか?多くの人にとって、継続していることがないのは自然なことです。
実は、企業の面接官もそのことは知っています。大切なことは、「継続していること」そのものよりも、応募者が自分の強みをどのように活かしているか?という点です。
自分の強みを理解していれば、その強みを軸に「継続していること」も簡単に見つけ出すことができます。
・継続していること⇒ないのが当たり前。継続しているエピソードよりも「強みのアピール」が肝心。
「継続していること」は強みを軸に答える
就活・転職面接で「継続していること」を聞かれたら、自分の強みを軸に回答しましょう。
自分の「強み」が分からない応募者は採用されない
一般企業の採用担当者106名を対象としたアンケート調査では、9割以上の面接官が「自分の強みが分からない応募者は採用しない」と回答しています。
採用試験では、「強み」を知ることが絶対に欠かせません。企業は、「強み」を理解していない人に魅力を感じないからです。
面接官は応募者が「自己分析」をしているか分かる
また、9割以上の面接官が質疑応答中に「応募者が自己分析を行っているかどうかが分かる」と回答しています。
面接官は応募者が自己分析をしているかどうか、簡単に見抜けるということです。
あなたの「強み」を軸に回答できる!【2つの方法】
自己分析で診断した「強み」を軸に答えることで、面接官の信頼を得ながら、どんな質問にも対応できます。その結果、採用率が大幅にアップします。
このように、自己分析で診断した「強み」で回答するには無料自己分析ツールとAIを使った2つの方法があります。
【就活】【転職】に分けて面接対策法を紹介します。どちらでもあなたの「強み」を軸にした回答文を今スグ作成できます!
【就活用】
方法①|【無料】自己分析ツールを使い自分で面接対策をする方法
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これらの方法を活用すれば、自分の『強み』を軸にあらゆる質問に回答できるようになります。
「継続していること」の面接回答例文6選
自己分析で分かったあなたの強みをもとに、「継続していること」について、面接の回答例文を【就活】【転職】に分けて6選解説します。
【就活】「継続していること」の面接回答例文3選
就活の面接で「継続していること」に回答するポイントは下記の通りです。
- 自分の強みを活かして「継続していること」を述べる。
- 自分の強みによって「継続できていること」を述べる。
- 「継続していること」での学びを仕事に活かしたいと述べる。
:チームワーク
自己分析で分かった強み私が継続していることは、ボランティア活動です。ボランティアサークルを通じて培ったチームワークを活かし、自身も地域の清掃活動などに継続的に参加しています。地域の清掃活動では、集まったメンバーの背景が異なるため、それぞれに適した役割を割り当てることで、効率的かつ効果的に作業を行うことができました。この経験から、目標達成にはチーム内の信頼関係と協力が不可欠であることを学びました。御社においても、協調性と信頼関係を高め、共同作業を通じて目標を達成し、会社の発展に貢献したいと考えています。
:計画力
自己分析で分かった強み私が継続していることは、読書です。計画性を持って読書に取り組むことで、習慣として長く継続しています。大学生活を始めて以来、毎月特定のテーマに沿った本を選び、読む目標を立てています。この目標を達成するために、毎週の読書計画を作成し、忙しい時でも計画に沿って読書を続けることで、時間を管理し効率的に読書を継続しています。また、様々なジャンルの本を読むことで、異なる視点から物事を考える力を養うことができました。御社での仕事でも、効率的な仕事管理と多角的な視点を持って業務に取り組みたいと考えています。
:社交性
自己分析で分かった強み私が継続していることは、アルバイト先で社交性を活かしてお客様に接することです。私はアルバイト先のカフェでお客様により楽しんでいただけるよう、お客様の好みに合わせて雑誌やメニューのレイアウトを変えたり、リピーターのお客様には前回の注文を覚えておくことなどを心がけました。常に社交性を持ってお客様に接することで、感謝の言葉をいただくこともあり、現在も継続できています。この経験から、お客様ごとに柔軟に対応する力を身に付けました。御社の業務でも、お客様のニーズを探り、顧客満足度を高めたいと思います。
【転職】「継続していること」の面接回答例文3選
転職の面接で「継続していること」に回答するポイントは下記の通りです。
- 自分の強みを活かして「継続していること」を述べる。
- 自分の強みが「前職でも活きた経験」を述べる。
- 「継続していること」での学びを仕事に活かしたいと述べる。
:チームワーク
自己分析で分かった強み私が継続していることは、趣味であるアマチュアサッカーです。サッカーは、チームとして協力し合い、目標に向かって努力するスポーツです。アマチュアサッカーを通じて、異なる背景やスキルを持つメンバーとの連携、共通の目標に向かうためのチームワークを養うことで、現在まで継続できました。アマチュアサッカーで養ったチームワークは、前職の生命保険会社での営業職でも、営業部門で共通の目標を達成する際にとても役立ちました。御社でも、この経験を活かし、社員同士で協力する姿勢を貫くことで、会社組織の目標達成に貢献できると考えています。
:計画力
自己分析で分かった強み私が継続していることは、簿記検定の取得に向けた勉強です。財務会計の基本知識を習得する目的で簿記検定の勉強を始めました。効率的に勉強するために、自身の計画力を活かし、平日と休日の時間配分を考えて学習計画を立てて取り組むことで継続できました。この習慣は、前職のメーカーでの営業事務職においても、注文処理、在庫管理、顧客対応など計画性が必要な業務で大いに役立ちました。簿記検定の取得に向けた勉強で得た基礎的な財務知識と計画力は、新しい職場でも業務効率化や正確な事務処理の遂行に貢献できると考えています。
:社交性
自己分析で分かった強み私が継続していることは、英会話教室でのレッスン受講です。私は英会話教室で、社交性を活かして講師や様々な背景を持つ学生と積極的に交流してきました。英会話教室を通じて、新しい言語を学ぶことはもちろん、社交性を活かして人々と交流する楽しさを味わったことが継続できた理由です。前職のアパレルショップの販売職でも、英会話教室で得たコミュニケーション力が接客で大変役立ちました。御社でも、このコミュニケーション力を活かし、お客様への丁寧な接客によって、ご満足いただける顧客対応に努めたいと思います。
まとめ
以上、就活・転職面接における「継続していること」の回答例文と自己分析の方法を紹介しました。
・「継続していること」における面接官の質問意図は、強み・適性、ストレス耐性、成長意欲と定着性の確認。
・「継続していること」に対するNG回答は、強み・適性が分かりにくい、ストレス耐性がないと思われる、成長意欲や定着性がないと思われる回答。
・「継続していること」がないのは当たり前であり、継続しているエピソードの内容よりも強みをアピールすることが肝心。
・「継続していること」は、紹介した自己分析を行った上で、自分の強みを軸に考えれば良い。
・「継続していること」を答える際は、自分の強みを活かして継続していること、継続できている理由、続してたことでの学びを仕事に活かしたいこと、の順に述べる。