- 就活面接における「人生で成し遂げたい夢」の答え方が分からない…
- 「人生で成し遂げたい夢」について、具体的な例文が知りたい…
就活面接でよくある質問、「人生で成し遂げたい夢は?」。この曖昧な問いに、悩む方も多いでしょう。この記事を最後まで読むだけで、対策法が分かります。
「夢」を話すときは、志望企業との関連性を踏まえ、具体的なエピソードを交えることがカギです。しかし、さらに好印象を残せる方法があります。
「人生で成し遂げたい夢」は、自己分析で診断した強みを軸に回答することで、面接官を魅了し、内定獲得率を高めることができます。
この記事では、「人生で成し遂げたい夢」という就活面接の質問意図と、具体的な回答例文を5つ解説します。ぜひ、参考にしてください。
「人生で成し遂げたい夢」面接官の質問意図
就活で面接官が「人生で成し遂げたい夢」を聞く質問意図は、以下の通りです。
- 自分の「強み」を理解しているか
- 志望動機との「一貫性」があるか
- 企業の夢と「マッチ」しているか
自分の「強み」を理解しているか
面接官は、「人生で成し遂げたい夢」を聞くことで、就活生が自分の強みを理解しているか確認したいと考えています。
これは、就活生が自分の強みや適性を理解した上で、強みをどのように活かして夢を成し遂げたいか?という意欲を見ていると言えます。
また、同じく強みや適性を活かして、将来の夢を実現する計画を立てているか、という視点も重視されます。
志望動機との「一貫性」があるか
面接官は、「人生で成し遂げたい夢」を聞いて、志望動機と成し遂げたい「夢」に一貫性があるかを確認しています。
志望動機と一貫性がないと、就活生の真剣度や信頼性に疑問を持たれてしまう可能性があります。
例えば、顧客第一主義の企業に就職したいという志望動機に対し、顧客満足度を高めるサービスを提供したいという夢であれば、一貫性があると言えます。
企業の夢と「マッチ」しているか
面接官は、「人生で成し遂げたい夢」を聞いて、就活生が成し遂げたい夢が企業の理念や事業展開など、「企業の夢」ともマッチしているか確認しています。
さらに、面接官は成し遂げたい夢が実際に志望先企業で実現可能か?という点も含めて評価しています。
例えば、環境保護を重視するメーカー企業を志望する場合、環境に優しい製品の開発を「夢」とすることは自然なことでしょう。
・「人生で成し遂げたい夢」の質問意図⇒自分の強みの理解、志望動機との一貫性、企業の夢とのマッチ度。
「人生で成し遂げたい夢」就活でのNG回答例
一方で、就活面接での「人生で成し遂げたい夢」に関する回答で避けるべきNG回答は以下の通りです。
- 自分の「強み」を強調しない回答
- 志望動機との「一貫性」が無い回答
- 企業の夢と「マッチ」しない回答
自分の「強み」を強調しない回答
「人生で成し遂げたい夢」に関して、自分の強みや適性を強調しない回答はNGです。
成し遂げたい夢の中に、自分の強みや適性をうまく盛り込めない場合、面接官に自己理解が不足しているという悪印象を与えかねません。
就活面接では、面接官に対する第一印象も重要なポイントです。どれだけ自分の強みをアピールできるかが、採用内定の決め手となります。
志望動機との「一貫性」が無い回答
「人生で成し遂げたい夢」と志望動機の間に一貫性がない回答はNGです。
志望動機と成し遂げたい夢の間に矛盾がある場合、就職活動に対する取り組み方に疑問を持たれ、信頼性を失う恐れがあります。
例えば、顧客第一主義の企業に就職したいという志望動機で、仕事に関係のない個人的な夢や、全く異なる業界の話をすることは避けましょう。
企業の夢と「マッチ」しない回答
「人生で成し遂げたい夢」が企業の理念や目指す方向性とマッチしていない回答はNGです。
企業で実現不可能な夢を語っても、社会的な常識や業界・企業に対する理解が不足している悪印象を面接官に与えてしまいます。
例えば、環境保護を重視するメーカー企業を志望しながら、「全ての工場で100%再生可能エネルギーを使用する」という非現実的で的外れな夢を語る、といったケースです。
・「人生で成し遂げたい夢」のNG回答⇒自分の強みを強調しない、志望動機と一貫性が無い、企業の夢とマッチしない回答。
「人生で成し遂げたい夢」は強みを軸に答える
就活面接における「人生で成し遂げたい夢」という質問には、自分の強みを軸に答えることで、内定しやすい回答に仕上げることができます。
自分の「強み」が分からない応募者は採用されない
一般企業の採用担当者106名を対象としたアンケート調査では、9割以上の面接官が「自分の強みが分からない応募者は採用しない」と回答しています。
採用試験では、「強み」を知ることが絶対に欠かせません。企業は、「強み」を理解していない人に魅力を感じないからです。
面接官は応募者が「自己分析」をしているか分かる
また、9割以上の面接官が質疑応答中に「応募者が自己分析を行っているかどうかが分かる」と回答しています。
面接官は応募者が自己分析をしているかどうか、簡単に見抜けるということです。
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自己分析で診断した「強み」を軸に答えることで、面接官の信頼を得ながら、どんな質問にも対応できます。その結果、採用率が大幅にアップします。
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「人生で成し遂げたい夢」の面接回答例文5選
自己分析で診断した強みをもとに「人生で成し遂げたい夢」の面接回答例文5選を解説します。参考にしてください。
「人生で成し遂げたい夢」に回答するポイント
「人生で成し遂げたい夢」に回答するポイントは、下記の通りです。
- 自己分析で診断した強みによって成し遂げたい「夢」を述べる。
- 学生時代に「強み」を活かしたエピソードについて述べる。
- 志望企業で「強み」を活かして貢献したい思いを述べる。
【就活】「人生で成し遂げたい夢」の面接回答例文5選
チームワーク
自己分析で分かった強み:私が人生で成し遂げたい夢は、チームワークを駆使して、大きな事業を成功に導くことです。イベントサークルでは、広報やPRの役割を担っていました。ある大型イベントの際、私たちのサークルは予算の制約とスケジュール調整に大変苦労しました。しかし、私はチームメンバーと連携して、SNSや、学内掲示板など、様々なPR法について意見をまとめ、最も効果的と思われる広報活動を選び、実践していきました。イベント当日には目標を大きく上回る参加者を集めることができました。この経験から、私はチームワークの力を再認識しました。御社においても、この強みを活かし、チームの一員として、またはリーダーとして、事業を成功に導くことで貢献したいと考えています。
主体性
自己分析で分かった強み:私が人生で成し遂げたい夢は、主体性を活かして新しいビジネスの機会を創出することです。社会学部のゼミでは、都市部の若年層の間で高まるメンタルヘルスの問題を扱いました。このテーマを選んだのは、注目されていないものの重要な問題だと感じたからです。私は関連論文を調査し、実際の若者たちにインタビューを行い、彼らの生の声を収集しました。そして、ゼミでの発表では、真新しいテーマということもあり、教授陣に高く評価されました。この経験から、新しい問題を主体的に見つけ出し、解決策を提案する価値を学びました。御社においても、このような主体性と問題解決能力を活かし、新しい市場の価値を見極め、革新的なアイデアを提案していきたいと思います。
共感力
自己分析で分かった強み:私の夢は、共感力を活かして、お客様の期待以上のサービスを提供することです。大学時代は、カフェでアルバイトをしておりました。その際、カフェに急ぎ足で入ってきた忙しそうなビジネスマンがいました。私はすぐに注文を取り、店長に急いでコーヒーを用意してもらいました。さらに、彼がタクシーを捕まえるのに苦労しそうだと感じ、カフェの外に出て近くのタクシーを手配しました。彼は「助かったよ。次も飲みに来るよ。」とおっしゃってくださいました。この経験から、単に感情を察するだけでなく、相手の状況やニーズを素早く把握し、行動する大切さを学びました。御社でも、共感力を活かし、お客様の課題やニーズを迅速に把握し、期待を越えるサービスの提供に努めたいと思います。
実行力
自己分析で分かった強み:私の夢は、実行力を生かして、社会貢献とビジネスの両立に取り組み、持続可能な未来に貢献することです。大学のボランティアサークルでは、地域の環境改善プロジェクトを主導しました。このプロジェクトでは、地元の公園の清掃や植樹を計画しましたが、始めは参加者が少なく、影響も限られていました。しかし、私はこの状況を変えるため、地域の学校や団体に働きかけました。その結果、多くの人々が参加し、自治体から表彰を受けるまでになりました。この経験から、具体的に行動することで状況が一変することもあると学びました。御社においても、この実行力を活かし、社会的責任があり、かつ御社のイメージ向上に繋がる事業に積極的に取り組み、御社の発展に貢献したいと考えています。
社交性
自己分析で分かった強み:私が成し遂げたい夢は、社交性を活かして、多様な人々との深い関わりを持ち、文化交流を図ることです。文学部の卒論研究では、異文化間のコミュニケーションにおける文学作品の役割がテーマでした。この研究のために、私は他大学を含めた多くの留学生と積極的に交流しました。様々な背景を持つ留学生との対話から、文学が文化の違いを超えて人々を結びつける力を持っていることを実感しました。社交性を活かして幅広く人々と関わることで、異なる視点を理解し、それを研究に生かすことができました。御社で働くなかで、この社交性をさらに磨き上げ、御社の事業やチームにおいても、社内外の橋渡し役として社員間の良好な関係を維持し、健全な企業文化の発展に貢献したいと考えています。
まとめ
以上、「人生で成し遂げたい夢」という就活面接の質問意図と、具体的な回答例文について5つ解説しました。
・「人生で成し遂げたい夢」における面接官の質問意図は、自分の強みの理解、志望動機との一貫性、企業の夢とのマッチ度を確認するため。
・「人生で成し遂げたい夢」における就活面接でのNG回答は、自分の強みを強調しない、志望動機と一貫性が無い、企業の夢とマッチしない回答。
・「人生で成し遂げたい夢」については、自己分析を行った上で、自分の強みを軸に答えることで内定しやすい回答に仕上げることができる。
・「人生で成し遂げたい夢」は、自己分析で診断した強みによって成し遂げたい夢、学生時代に強みを活かしたエピソード、志望企業で強みを活かして貢献したい思い、の順に述べる。