- 「気の合わない人との接し方」を面接官が質問する意図は?
- 「気の合わない人との接し方」について回答例文が見たい…
就活や転職の面接で気の合わない人との接し方は定番質問の一つです。この記事を最後まで読むことで、内定を勝ち取る回答方法が分かります。
面接官は、この質問を通じて、あなたの強みや協調性の有無を確認し、内定を判断する材料の一つにしています。
「気の合わない人との接し方」には、自己分析で診断したあなたの強みを軸に答えることで、面接官を納得させることができ、内定に繋がる回答になります。
本記事では、就活・転職面接における「気の合わない人との接し方」の回答例文と、そのための自己分析方法を解説します。
「気の合わない人との接し方」面接官の質問意図
就活・転職面接で「気の合わない人との接し方」について面接官が質問する意図を解説します。
- あなたの「強み」を知りたい。
- 「協調性」があるか知りたい。
- 企業との「相性」を知りたい。
あなたの「強み」を知りたい
面接官は、「気の合わない人との接し方」を質問することで、あなたの強みを知りたいと考えています。
気の合わない人と接するなかで、どのような強みや適性を発揮したかを見極め、入社後に役立つ人材かどうかを判断するためです。
どんな質問に対しても、面接官はあなたの強みや適性を確認している、という意識を持つようにしてください。
「協調性」があるか知りたい
次に、面接官は「気の合わない人との接し方」を通じて、あなたに協調性があるかを知りたいと考えています。
気の合わない人とでもうまくやっていける協調性があるかを確認し、入社後も会社に定着して長く働ける人材かどうかを判断するためです。
そのため、お客様といった一時的な関係ではなく、周囲の人など長く関係を築く人との接し方について話すことがポイントです。
企業との「相性」を知りたい
最後に、面接官は「気の合わない人との接し方」を質問することで、あなたと企業の相性を知りたいと考えています。
気の合わない人との接し方が、志望先企業の風土や文化に合っているかを確認し、入社後も職員同士でうまく仕事をこなしていける人材かどうか見極めたいからです。
企業と相性の良い人材ほど離職率が低く、会社にとって歓迎される存在と言えます。
・「気の合わない人との接し方」の質問意図⇒あなたの強み、協調性があるか、企業との相性を知りたいから。
「気の合わない人との接し方」に対するNG回答例
次は就活・転職面接の「気の合わない人との接し方」に対するNG回答例について解説します。
- 「強み」が伝わらない回答。
- 「協調性」がないと感じる回答。
- 「相性」が悪いと感じる回答。
「強み」が伝わらない回答
「気の合わない人との接し方」を質問されたときに、あなたの強みが伝わらない回答はNGです。
- 「気の合わない人とも積極的にコミュニケーションを取り、良好な関係を築いてきました。」
自分の強みを活かして、どのように良い関係を築いたかを具体的にアピールしなければ、面接官の印象には残りません。
まずは自己分析を行い、その上で見つかった強みから回答を考えることが手っ取り早い方法です。
「協調性」がないと感じる回答
「気の合わない人との接し方」に対して、面接官が協調性がないと感じる回答もNGです。
- 「気の合わない人ともとことん時間をかけて接することで、良好な関係を保っています。」
例えば、単に時間をかけたり、ひとりで努力したと強調しても、協調性があるとは言えません。大切なのは、どうやってお互いの異なる意見を合わせようとしたか?ということです。
具体的な過去のエピソードをもとに、意見を合わせようとした努力を説明すれば、面接官にもわかりやすく伝えることができます。
「相性」が悪いと感じる回答
「気の合わない人との接し方」に関して、志望先企業との相性が悪いと感じる回答もNGです。
- 「気の合わない人とも共通の目標に向かって競い合うことで、良好な関係を築いてきました。」
- 「気の合わない人とも仕事以外の飲み会などで良好な関係を築けるように努めてきました。」
例えば、チームワークを重視する企業で競争心や成果主義の姿勢は見合いません。また、ビジネスシーンで実践できる接し方でないと、企業文化に合う回答とも言えません。
あらかじめ企業研究を行い、企業が求める人物像について調べておく必要があります。
・「気の合わない人との接し方」のNG回答⇒強みが伝わらない、協調性がない、企業と相性が悪い回答。
「気の合わない人との接し方」は強みを軸に答える
就活・転職面接における「気の合わない人との接し方」には、自分の強みを軸に答えることで採用内定につながる回答ができます。
自分の「強み」が分からない応募者は採用されない
一般企業の採用担当者106名を対象としたアンケート調査では、9割以上の面接官が「自分の強みが分からない応募者は採用しない」と回答しています。
採用試験では、「強み」を知ることが絶対に欠かせません。企業は、「強み」を理解していない人に魅力を感じないからです。
面接官は応募者が「自己分析」をしているか分かる
また、9割以上の面接官が質疑応答中に「応募者が自己分析を行っているかどうかが分かる」と回答しています。
面接官は応募者が自己分析をしているかどうか、簡単に見抜けるということです。
確実に自己分析をする方法|強みを軸に回答できる!
面接を突破するためには、必ず自己分析をして自分の「強み」を診断し、面接対策を行う必要があります。
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この方法なら、自分の『強み』を軸にあらゆる質問に回答できるようになります。
「気の合わない人との接し方」の面接回答例文6選
自己分析であなたの強みが診断できたら、その強みをもとに回答を作っていきましょう。
ここでは、就活・転職に分けて、面接での回答例文を6選紹介します。以下のポイントに注意しながら回答してください。
- 「強み」を活かして人と接することを述べる。
- 過去のエピソードからの「学び」を述べる。
- 企業でも「強み」を活かしたい思いを述べる。
就活|面接回答例文3選(気の合わない人との接し方は?)
:傾聴力
自己分析で分かった強み気の合わない人とも積極的に話を聴くように接してきました。大学のボランティアサークルでは、学内の清掃活動を行っており、その広報活動について学生の間で意見が分かれることがありました。目に付きやすい校門や食堂にポスターを設置したいと考える学生がいましたが、私はむしろ教室や図書館など、日常的に使う場所に掲示する方が良いと考えていました。しかし、学生の話をしっかり聴く中で、彼がポスターのデザインを得意としていることを知り、ポスターの設置に加えて、彼がデザインした小さなお知らせカードも配ることにしました。その結果、清掃活動への参加者が増えました。気の合わない人ともじっくり話を聴くことで新たな側面を発見し、目標達成に向けて協力できると学びました。御社でも傾聴力を武器に、意見の違いを乗り越え、業務上の新たな解決策を見つけ出したいです。
:創造力
自己分析で分かった強み気の合わない人とも、創造力を活かした接し方でうまく付き合うことができると考えています。社会学ゼミのグループ研究では、「都市部の高齢化」というテーマを扱いましたが、研究方法について学生同士で意見が分かれました。一部の学生は従来通りの文献研究を望んでいましたが、私は過去の研究結果だけでなく、一次情報を加えることが重要だと考えました。そこで、創造力を活かし、アンケートによる実地調査を提案しました。実際に高齢者から集めた生の声は、貴重な資料となり、文献だけで良いと考えていた学生も協力して研究に取り組んでくれました。その結果、充実した研究発表ができました。創造力を活かすことで、気の合わない人とも互いの関心を高め合い、協力できることを学びました。御社でも、課題に対して創造性を活かした解決策を探求し、企業の利益に貢献したいです。
:計画力
自己分析で分かった強み気の合わない人とも、具体的な計画を立てて協力することで良い関係を築けると思います。アルバイト先のシューズショップで、新作商品の展示方法について先輩スタッフと意見が合わないことがありました。先輩スタッフは従来通りの展示方法を好み、一方で私は新商品を前面に出す展示方法が良いと考えていました。このため、私は曜日ごとに両方の展示方法を試す計画を提案しました。その結果、私の展示方法の方が購買率はわずかに高かったものの、従来の方法も在庫商品が売れやすい利点があると分かりました。最終的に、新商品の売れ行きに応じて展示方法を変えることが決まりました。気の合わない人ともしっかりとした計画を立て、一緒に取り組むことで、新たな発見や相互理解ができると学びました。御社でも、計画力を活かしてチームワークを促し、事業の成功に向けて貢献したいと思っています。
転職|面接回答例文3選(気の合わない人との接し方は?)
:傾聴力
自己分析で分かった強み気の合わない人とも傾聴する姿勢を大切にして接してきました。前職での新規開拓営業では、チラシによる反響営業を推す営業担当者に対し、私は直接訪問による飛び込み営業の方が効果的だと考えていました。しかし、営業方法について、営業担当者に詳しく話を聴く中で、反響営業なら限られた人員のなかで、低コストかつ効率的な営業ができることを再認識しました。これを踏まえ、チラシを通じて反響があったお客様を中心に、直接訪問する営業戦略を取り入れることで、契約率の向上を実現しました。この経験から、気の合わない人とでも傾聴を通じて新たな気づきを得られ、成果に結びつく業務の効率化ができると学びました。御社においても、傾聴力を活かして社員間の良好な関係構築を図り、共通の目標達成に向けて一丸となって取り組みたいと考えています。
:創造力
自己分析で分かった強み気の合わない人とも、創造力を活かした取り組みを通じて相互理解できると考えています。前職でスポーツウェアのクレーム対応を巡り、同僚との間で意見が異なりました。同僚は迅速な返金や交換が第一でしたが、私はクレームの機会を利用して顧客満足度をさらに高めることはできないかと考えていました。そこで、私は店長と相談した上で、クレームを受けたお客様に対して、次回購入時に利用可能な割引券を提供することにしました。割引券によって、クレーム対応だけでなく、お客様を再度店舗に呼び戻す動機付けになるからです。その結果、割引券の提供が迅速なクレーム解決にも繋がり、同僚の理解を得ることもできました。創造力を活かすことで認識の違いを乗り越え、より良い関係を築けると学びました。御社でも、創造的なアイデアを通じて社内の良好な関係構築や顧客満足度の向上に貢献したいです。
:計画力
自己分析で分かった強み気の合わない人とも計画的に仕事をすることで良い関係を築けるよう接してきました。前職では、患者様の予約キャンセル対応について、他の事務スタッフと方針が合わないことがありました。キャンセル予防を行いたいと考えていた私と、現状維持が良いスタッフがいたからです。私は、まず時間帯ごと、曜日ごとのキャンセル記録を集めました。そして、キャンセルが多い期間には予約数を減らすか、キャンセル待ちリストを作成する計画を立てました。この計画をスタッフに説明したところ、理解を得ることができました。実際に予防策をとったところ、キャンセル率が低下し、事務効率も向上しました。しっかりと計画を立てることで、他の職員の協力を得つつ、業務効率化を図ることができると学びました。御社でも、このような計画力を活かして、効率的に仕事を進めていきたいと考えています。
まとめ
以上、就活・転職面接における「気の合わない人との接し方」の回答例文と、自己分析の方法について解説しました。
・「気の合わない人との接し方」について面接官が質問する意図は、あなたの強み、協調性があるか、企業との相性を知りたいから。
・「気の合わない人との接し方」に対するNG回答は、強みが伝わらない、協調性がない、企業と相性が悪い回答。
・「気の合わない人との接し方」は、自分の強みを軸に答えることで採用内定につながる回答になる。
・「気の合わない人との接し方」は、強みを活かして人と接すること、過去のエピソードからの学び、企業でも強みを活かしたい思い、の順に述べる。