- 「仕事のやりがいを感じる時」について面接官が質問する意図は？
- 「仕事のやりがいを感じる時」に対する面接の回答例文が知りたい…
仕事のやりがいを感じる時は、転職面接でよく聞かれる働き方に関する質問です。本記事を読むだけで、内定を勝ち取る回答法が分かります。
企業の面接官は、この質問を通してあなたの強みや仕事への意欲、価値観を知ることで、企業の求める人物に近いかどうかを判断しています。
「仕事のやりがいを感じる時」を聞かれたら、自己分析で診断したあなたの強みを軸に答えることが内定に繋がります。
面接の鬼本記事では、転職面接での「仕事のやりがいを感じる時」に対する回答例文5選と自己分析の方法を解説します。
「仕事のやりがいを感じる時」の面接官の質問意図
転職面接において「仕事のやりがいを感じる時」を尋ねる面接官の質問意図を解説します。
- あなたの「強み」を知るため。
- 仕事への「意欲」を知るため。
- 仕事の「価値観」を知るため。
- 企業との「適性」を知るため。
【１】あなたの「強み」を知るため
はじめに、企業の面接官は「仕事のやりがいを感じる時」を尋ねることで、あなたの強みを知りたいと考えています。
面接官はやりがいを感じることそのものよりも、あなたがどんな強みを発揮することでやりがいを感じているのかという点を見ています。
面接の鬼やりがいを感じる時にどのような強みを発揮したのかを含めながら話す必要があります。
【２】仕事への「意欲」を知るため
また、面接官は「仕事のやりがいを感じる時」を通して、あなたの仕事への意欲を知りたいと考えています。
仕事のやりがいをしっかりと答えられる人なら、その分仕事に対する意欲が高く、採用後も意欲的に働く可能性が高いと判断できるからです。
面接の鬼このため、やりがいを話す際はなるべく具体的なエピソードを挙げて意欲をアピールしましょう。
【３】仕事の「価値観」を知るため
さらに、面接官は「仕事のやりがいを感じる時」を通して、あなたが考える仕事の価値観を知りたいと考えています。
やりがいを感じる時を聞けば、あなたが仕事をする上でどのようなことを大切にしているかといった価値観を理解できるからです。
面接の鬼価値観が理解できれば、あなたの入社後の配属や既存社員に馴染んで仕事ができるかも分かります。
【４】企業との「適性」を知るため
そして、企業の面接官は「仕事のやりがいを感じる時」を尋ねることで、企業との適性を知りたいと考えています。
質問で分かったあなたの強みや意欲、価値観などを総合して企業の文化や社風と適性があるかどうかを判断しているのです。
面接の鬼このため、志望先企業の価値観も踏まえながら回答する必要があります。
・「仕事のやりがいを感じる時」の質問意図⇒あなたの強み、仕事への意欲、仕事の価値観、企業との適性を知るため。
「仕事のやりがいを感じる時」に対するNG面接例文
一方で、「仕事のやりがいを感じる時」を聞かれた際のNG面接例文についても解説します。
- あなたの「強み」が分からない回答。
- 「意欲・価値観」を疑われる回答。
- 企業と「適性」がないと思われる回答。
【１】あなたの「強み」が分からない回答
まず、「仕事のやりがいを感じる時」に対して、あなたの強みが分からない回答はNGです。
- 「新規顧客を開拓して、当社の製品がお客様の課題解決に貢献できたときにやりがいを感じます。」
- 「お客様に満足していただき、商品のリピーターとなっていただけたときにやりがいを感じます。」
ありきたりで単純な内容だったり、前職でやりがいを感じた出来事だけを話しても、企業の面接官の印象に残りません。
面接の鬼あなた独自の強みを交えながら答えることで他の候補者と差別化しましょう。
【２】「意欲・価値観」を疑われる回答
また、「仕事のやりがいを感じる時」に対して、あなたの意欲・価値観を疑われるような回答もNGです。
- 「上司の指示に従って、無事に納期に間に合うように報告書を仕上げた時はやりがいを感じました。」
- 「休日出勤や残業をして製品の販促キャンペーンを成功させたときは、大きなやりがいを感じました。」
受け身の姿勢が感じられる仕事内容や、残業や休日出勤などの苦労話を話すと、かえって意欲や価値観を疑われてしまいます。
面接の鬼自分の力で通常業務の中でやり遂げたエピソードを話すように心がけてください。
【３】企業と「適性」がないと思われる回答
最後に、「仕事のやりがいを感じる時」に対して、企業との適性がないと思われるような回答もNGです。
- 「他の営業担当者が諦めた物件でも、自分一人の努力で高額で売却できたときにやりがいを感じました。」
- 「他の作業員の何倍もの速さで製品を組み立て、生産目標を達成できたときはやりがいを感じました。」
例えば自分一人で達成したことや他の社員と比較するような回答では、協調性を重視する企業にとって適性が無いと判断されます。
面接の鬼志望先企業の企業文化や風土に回答を合わせていくことも求められます。
・「仕事のやりがいを感じる時」のNG回答⇒強みが分からない、意欲・価値観を疑われる、企業と適性がないと思われる回答。
「仕事のやりがいを感じる時」には強みを軸に答える
面接の鬼「仕事のやりがいを感じる時」を聞かれたら、あなたの強みを軸に答えることが内定に繋がります。
自分の「強み」が分からない応募者は採用されない
一般企業の採用担当者106名を対象としたアンケート調査では、9割以上の面接官が「自分の強みが分からない応募者は採用しない」と回答しました。
就転面接の鬼採用試験では、「強み」の理解（自己分析）が欠かせません。企業は、「強み」を理解していない応募者に魅力を感じないからです。
面接官は強みを理解（自己分析）しているか分かる
また、９割以上の面接官が質疑応答だけで「応募者が自己分析をしているか分かる」とも回答しました。
就転面接の鬼面接官の多くは、応募者が自己分析をしているかどうか簡単に見抜けるということです。
自己分析で分かった『強み』で面接対策をする方法
自己分析で『強み』を理解するだけで、面接でブレない回答ができるようになります。その結果、採用内定率が大幅に向上します。
自己分析で分かった『強み』を軸に面接対策を行うには、無料自己分析ツールを使う方法と、無料自己分析ツール×AIを活用する２つの方法があります。
就転面接の鬼どちらか自分に合った方法を選び、あなたの「強み」を軸に答える面接対策を進めてください。
転職用自己分析ツールで面接対策をする２つの方法
転職サイトの無料自己分析ツールで『強み』を診断し、面接対策をする方法です。自分で面接対策をしたい方に向いています。
方法②【無料】自己分析ツール×AIで簡単に面接対策をする方法
転職サイトの無料自己分析ツールとAI（ChatGPT等）で面接対策する方法です。AIで回答例文をつくりたい方に向いています↓↓
ChatGPTで生成した回答例文（抜粋）
私が仕事で心がけていることは、チームワークを大切にし、共に働く仲間と協力して目標を達成することです。（中略）この経験から、個々の力を結集することで、より大きな成果を生み出せることを学びました。御社でも、このチームワークの強みを活かし、共に働く仲間と協力しながら、より良い結果を出せるよう努めたいと考えています。
就転面接の鬼これらの方法で、自分の『強み』を軸にあらゆる質問に回答できるようになります。
「仕事のやりがいを感じる時」の面接回答例文５選
自己分析であなたの強みが診断できたら、その強みを軸にして「仕事のやりがいを感じる時」に答えましょう。
面接の鬼ここからは、転職面接における回答例文5選と回答ポイントを解説します。
- 「強み」を活かすことでやりがいを感じたことを述べる。
- 「強み」を活かしてやりがいを感じたエピソードを述べる。
- 応募先企業でも「強み」を活かして貢献したいことを述べる。
転職｜面接回答例文５選（仕事のやりがいを感じる時）
自己分析で分かった強み：問題解決力
私が仕事のやりがいを感じる時は、製品を通して顧客が抱える問題を解決するご提案ができたときです。前職においては現場を直接訪問し、地盤が不安定な状況であれば重心の低い安定性の高い機種を提案するなど、顧客の作業が安全に進むような提案営業を心がけました。その結果、事故のリスクを減らすことができ、工期通りに作業を進めることができたと感謝されました。このように、現場の状況を詳細に把握し、解決策として製品をご提案できたときは大変やりがいを感じました。御社でも、お客様のニーズに即した提案を行うことで、お客様の期待を超えるサービスを提供し、信頼関係を築きたいと考えています。
自己分析で分かった強み：チームワーク
私がやりがいを感じる時は、スタッフ同士でチームワークを活かして仕事ができたときです。前職の施設では、利用者様への食事の配膳時間が遅れたり、苦情対応が増加したことで介護スタッフが負担を抱えていました。そこで、私は食事配膳を一部手伝ったり、事務スタッフと協力して苦情対応のマニュアルを作成し、すぐに対応できる体制を整えました。このようにチームで支え合い対応することで介護スタッフの負担を減らし、同時に利用者様からの苦情も減ったときは大きなやりがいを感じました。御社でも、職場で起こる様々な問題にチームで取り組み、助け合う風土を築くことで、より良いサービスの提供に貢献したいです。
自己分析で分かった強み：傾聴力
私が仕事のやりがいを感じるのは、お客様の声に耳を傾けることで、真に必要とされる保険商品をご提案できた時です。前職では、火災保険だけを希望されているお客様に対し、お話をよく伺うと、お客様の自宅が河川の近くにあり、過去に浸水被害に遭われた経験があると伺いました。そこで私は火災保険だけでなく、水害も補償する特約を提案して加入していただき、大変感謝されました。このように、お客様の背景や状況を深く理解し、本当に必要な商品をご案内できた時はやりがいを感じました。御社でも傾聴力を活かし、お客様一人ひとりに寄り添う営業活動を行いたいです。
自己分析で分かった強み：チャレンジ精神
私がやりがいを感じる時は、新しい販売方法にチャレンジして成果に繋がった瞬間です。前職では、通常の広告や反響営業だけでは集客ができず、大きな課題でした。そこで、私は週末に店舗の駐車場で試乗会を開催し、お客様との接触機会を増やしたり、過去にお車をご購入いただいたお客様にダイレクトメールを送信して新規入庫車両の情報をお届けするなど、販促活動を強化しました。その結果、一日の来場者数が通常の1.5倍になったときは、何よりも大きなやりがいを感じました。御社でもこのようなチャレンジ精神を活かし、既存の枠にとらわれず、お客様に満足いただけるサービスを提供したいと考えています。
自己分析で分かった強み：責任感
私がやりがいを感じる時は、責任をもって倉庫管理に取り組み、業務効率化に繋げられたときです。前職の業務の中では、繁忙期に商品の出庫が集中し、在庫データと実際の在庫数が一致しないことで、欠品や過剰在庫が発生する問題がありました。これに対し、私は週に1回在庫の実数とシステム上のデータを照合する仕組みを導入することで、欠品や過剰在庫を防止できました。このように、責任感を持って自分の職務を果たし、業務効率化に貢献できた時は大きなやりがいを感じました。御社においても責任感をもって対処し、より良い業務環境の実現を目指したいと考えています。
まとめ
以上、転職面接での「仕事のやりがいを感じる時」に対する回答例文5選と自己分析の方法について解説しました。
・「仕事のやりがいを感じる時」を尋ねる面接官の質問意図は、あなたの強み、仕事への意欲、仕事の価値観、企業との適性を知るため。
・「仕事のやりがいを感じる時」に対するNG回答は、強みが分からない、意欲・価値観を疑われる、企業と適性がないと思われる回答。
・「仕事のやりがいを感じる時」は、あなたの強みを軸に答えることが内定に繋がる。
・「仕事のやりがいを感じる時」に回答する際は、強みを活かすことでやりがいを感じたこと、強みを活かしてやりがいを感じたエピソード、応募先企業でも強みを活かして貢献したいこと、を述べることがポイント。